2022-11-29

COVID-19に関するWHOポリシーブリーフ:各国が実施可能な主要アクション

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最初の症例が報告されてから2年半以上が経過するなか、パンデミックはいまだに世界的な緊急事態となっています。パンデミックが過渡期を迎えると同時に、新たな変異株の出現や感染のピークの再来も現実味を帯びるいま、多くの政府がどのように優先順位をつけていくべきなのかについて不明確な状況に直面しています。

世界でのCOVID-19の緊急事態を終わらせるための国レベル及び世界レベルの取り組みを支援するため、WHOは「COVID-19準備・対応グローバル計画(Global Preparedness, Readiness and Response plan)」を2022年に更新し、2つの戦略的な目的をまとめました。一つ目は、特に重症化する恐れがあったり職業的にウイルスに曝露しやすかったりする人を含めた個々人を守ることで、新型コロナウイルスの循環を減少させること。二つ目は死亡率と罹患率、長期の後遺症を減少させるためにCOVID-19を予防・診断・治療すること。これらの戦略を併せて行うことで命と暮らしが守られます。

これらの戦略を達成するために実行できるアクションを提示するため、WHOはこれまで発表していきたテクニカルガイダンスに基づき6つのポリシーブリーフをまとめました。

次のテーマに関して、国レベルあるいはそれに準じた政策立案者が実施できる重要なアクションを提示しており、下記リンクより日本語版をご参照いただけます。

COVID-19に関する各国の状況は、集団免疫のレベル、人々の信頼、COVID-19の診断・治療法・ワクチン・個人用防護具の使用状況に加え、COVID-19とは別の健康関連あるいはそれ以外の緊急事態から来る課題など、多くの要素によって異なってくる。
各国がパンデミックに立ち向かいながら、より強靭な公衆衛生のインフラをつくり上げ、健康危機に対する備えや対応、レジリエンスを世界規模で向上させていくために、これらのポリシーブリーフでは迅速な対応の基礎となる情報を提供します。